・はじめに WinX68k S.E. および WinX68k C.E. は、けんじょ氏作 X68000エミュレータ「けろぴーVer.0.65」をベースに多少機能追加したものです。 以下は「けろぴーVer.0.65」から追加、および修正された機能のみの説明になります。 ※実行ファイルは、Microsoft Visual Studio 6.0 SP6でコンパイルしてあります。 ・追加機能 S.E. C.E. 追加機能 ○ ○ エミュレータの判別機能 ○ ○ 48MHz ○ ○ 72MHz ○ ○ 96MHz ○ ○ V-Sync 60.0Hz mode ○ ○  VS-Wait (Start) ○ ○  VS-Wait (Start) − ○ Disable ODD Address Access Error − ○ FM/PSGバランス(YM2608) ・修正内容 S.E. C.E. 修正内容 ○ ○ スレーブ側のYMF288が動作しない不具合の修正 (※Ver.0.65のソースの時点でのお話。 修正版バイナリは公開されています。) ・機能説明 ・エミュレータの判別機能 エミュレータと実機をプログラムから正確に判別できるよう、機種判別の際の補助機能として追加してあります。 0.71からはXM6互換方式に変更しました。 某アドレスに'W'を書き込み後、同ポートを読み込むことで判別可能です。 読み込み1回目 種類 ('C' or 'S') 読み込み2回目 メジャーナンバー (Ver0.71ならば'0x00') 読み込み3回目 マイナーナンバー (Ver0.71ならば'0x71') になります。 ( バージョンは、メジャーナンバー2桁、マイナーナンバー2桁 ) ・48MHz / 72MHz / 96MHz それぞれの周波数相当で動作するようになります。 常時切り替え可能です。 ・V-Sync 60.0Hz mode 15kHz / 31kHzモードを問わず、V-Sync(スケジューラ)が強制的に60.0Hz周期で動作するようになります。 常時切り替え可能です。 X68000への移植の際、特にアーケードゲームの移植物は、本来60Hz付近で動作しているものが 55Hz付近で動作するようになってしまう物も多いのですが、そのような物も本来の速度付近で動作するようになります。 特に、2010/05/04に発売されたX680x0用新作ソフト「サンダーストーム」を動作させる際は、 ゲーム本来の速度で動作するようにするために、是非このオプションを有効にして動作させてください。 また、後述の「VS-Wait (Start)」または「VS-Wait (End)」と併用することで、 さらにビデオカードのV-Sync待ちをするようになり、特にシューティングゲーム等で ゲーム中のスクロールがガタつかなくなり、非常に綺麗になります。 是非、ファンタジーゾーンやスターフォース等で試してみてください。 さらにHDRECSやIntensity等、デジタル信号での録画が可能なキャプチャボードへ出力することで 高画質で劣化の少ない(または無劣化な)動画を作成することも可能です。 ・VS-Wait (Start) ビデオカードの垂直同期の開始タイミングで画面を更新します。 通常はこちらを選択します。 常時切り替え可能ですが、V-Sync 60.0Hz mode がチェックされていない場合は機能しません。 また、採用している液晶パネルの制限で、絶対に50Hz駆動しかしないようなノートPC等も存在しますが、 その場合はチェックしないでください。(ThinkPad X61 Tablet等) そのようなPCでチェックすると、当然、動作がスローになってしまいます。 ・VS-Wait (End) ビデオカードの垂直同期の終了タイミングで画面を更新します。 稀にこちらで無いとまともに動作しないビデオカードがあります。 常時切り替え可能ですが、V-Sync 60.0Hz mode がチェックされていない場合は機能しません。 また、採用している液晶パネルの機能制限で、絶対に50Hz駆動しかしないようなノートPC等も存在しますが、 その場合はチェックしないでください。( ThinkPad X61 Tablet等 ) そのようなPCでチェックすると、当然、動作がスローになってしまいます。 ・Disable ODD Address Access Error WinX68k C.E.(Creators Edition) 専用の機能です。 MC68000における奇数アドレスからのワード/ロングワードアクセスが、アドレスエラーにならないようになります。 常時切り替え可能です。 X68000にアーケードゲーム等を移植する過程での動作確認などに便利な機能です。 ・FM/PSGバランス(YM2608) WinX68k C.E.(Creators Edition) 専用の機能です。 まーきゅりーゆにっとに搭載されている YMF288 のFM音源部とPSG音源部の音量バランスを YM2608 相当に調整します。 常時切り替え可能です。 X68000にサウンドドライバ等を移植する過程での動作確認などに便利な機能です。 ・今後の予定 ・V-Sync周期を実機同様、CRTCへの設定パタメータから逆算して可変に ・YM2608(YMF288)のプリスケーラ値を変更可能に ( WinX68k C.E.専用 ) ・YM2608(YMF288)への供給クロックを変更可能に ( WinX68k C.E.専用 ) ・YM2608(YMF288)のFM/PSGバランスを微調整可能に ( WinX68k C.E.専用 ) ・謝辞 快く公開許可をいただいた けんじょ氏、また、様々なご意見をいただいたEXCEED氏に感謝致します。 ・免責 元々、個人的に利用する為に機能追加していったものですので、何らかのバグが潜んでいるとも限りません。 お約束ですが、当方はこのソフトを利用して生じた損害などには一切の責任を持ちません。 自己責任での利用を願い致します。 ・変更履歴 2010/05/31 Ver.0.71 ・エミュレータの判別機能をXM6互換に変更 ・システム領域に読み込み値を一部ポートを除き実機と同じにした。 ・システム領域のミラーリングを実装。 2010/05/27 Ver.0.70 ・初公開